「頑張りたい」のに「頑張れない」理由はたった一つ

・仕事に行かなければいけないとわかっているのに、身体が動かない・・
・学校へ行きたいと思うのに、行けない・・
・部屋から出ないとこのままじゃダメだ、と思うけど出られない・・

これらの原因ってなんだと思いますか?

「頑張りたい」のに「頑張れない」理由の根っこはみんな同じ

「頑張りたい」と本当に望んでいるのに「頑張れない」「動けない」「できない」のは、実は「怖い」からなんです。

もっと正確にいうと、「傷つくことが怖い」。
さらに言えば、「傷つく可能性があることが怖い」。
からです。

人はみんな新しいことにチャレンジするとき、恐怖を感じています。
もちろん、ワクワクなどの高揚感も感じているでしょうが、同時に恐怖も感じているのです。

高揚感と恐怖のどちらか片方しか感じていないよ、という人もいるかもしれませんが、それはただ割合が小さくて認識していないだけです。

このどちらを強く感じるかの割合は、人にもよりますし、挑戦する事柄にもよるのですが、全ての人がこの両方を感じているはずです。

「頑張れない」のは、潜在意識のせい

仕事に行って、何か嫌なことがあるかもしれない。
学校へ行って、誰かに馬鹿にされるかもしれない。
つらい目にあうかもしれない。
冷たい目で見られるかもしれない。
笑われるかもしれない。

何かをすると、何かが起こります。
未来のことなので、何が起こるのかは誰にも分かりません。

滅多に行かない場所に行ったり、はじめての行動をするときは、その結果何が起こるか、どんな風になるかわからないですよね。

ですので、「何か嫌なことがあるかもしれない」という可能性が怖くて動けなくなってしまっているのです。

慣れ親しんだ行動や、慣れ親しんだ場所へ行く事は、何が起こるかがだいたい分かりますよね。
そのため、そこにブレーキはかかりづらくなります。

これは、生物の生存を優先する脳の機能として当たり前の事なのです。

頑張れないのは、「恐怖」を強く感じてしまっているから

心が弱っていると、「恐怖」を強く感じやすくなります。

この「なにが起こるかわからない恐怖」というのを強く感じてしまう状態だと、もし危険なことが起きた場合、適切な対処ができないかもしれません。

そのため、潜在意識が強くブレーキをかけるのです。

通常の元気な時なら、ちょっとくらい何か起こっても前向きに対処できるところが、心が弱っていると冷静な判断ができなかったり、とっさに行動できなかったりします。

それを危険な事と判断したあなたの脳が、その「何事か」が起こる可能性のある行動を制限するようにあなたに命令をだしているのです。

その結果、あなたは頑張りたい、挑戦したいと思っても、「身体が動かない」「行動を起こせない」というちぐはぐな状態に陥ってしまっているのです。

心が元気だからこそ頑張れる

つまりあなたは今、「恐怖」に強く反応してしまうような心の状態なんだ。ということです。

誰だって、心の浮き沈みはあります。
いつも元気な人だって、たまには「なんか今日はやる気でないな」なんてことはざらにあるのです。

最近いつも「頑張れない」というのは、「やる気がでない」日が続いているということです。

生存本能が強く働いてしまうほどに、「あなたの心が、今、元気じゃないよ。」と身体が教えてくれているということなのです。