こんな経験ありませんか?
- なにもできないだめな自分が嫌で、自己啓発に取り組んだけれど、できる自分になるどころかつらくなるばかり。
- 自己啓発本に書かれているとおりにアファメーションしたが、効果をまったく実感できない。むしろ悪化している気さえする。
- ネガティブ思考をしないように心がけても、いつまでたってもネガティブ思考のまま
こういった声をたまに耳にしますが、自分を高めるはずの自己啓発に取り組んだのに、なぜこのような事態におちいってしまうのでしょうか?
そもそも自己啓発とは
ウィキペディアでは、
自己啓発(じこけいはつ)とは、自己を人間としてより高い段階へ上昇させようとする行為である。「より高い能力」、「より大きい成功」、「より充実した生き方」、「より優れた人格」などの獲得を目指す。
とされています。
「もっと仕事ができるようになりたい」
「もっと素晴らしい人格になりたい」
など、
今よりも優れた能力を手に入れるためだったり、幸せになるためなど、自分という人間のレベルを今よりも上げようとすることです。
そのために、成功者の生き方や発言からヒントを得て、自分の生き方に取り入れようとするものと言えるでしょう。
自己啓発のメリット
自己啓発のメリットはさまざまあります。
より高みを目指すことで能力的にも人間的にも成長することが期待できる
たとえば、今より活躍の場を広げるために資格試験に挑戦する
たとえば、多くの人と円滑なコミュニケーションが取れるように学びを深める
モチベーションを上げたり、維持することにも役立つ
仕事も家事・育児も大変ですよね。毎日頑張り続けていると、嫌になることもあるでしょう。そんなとき、また新たに「頑張ろう」という気持ちにさせてくれるものって結構大切ではないでしょうか。
ネガティブ思考などの良くない習慣を変えるきっかけにもなる
人それぞれ、物事の捉え方にはクセがあります。ネガティブ思考をしがちな人は、すぐに落ち込んでしまったり、物事にチャレンジしづらかったりします。そのため、ポジティブ思考に変える事のメリットやその方法を知るよい機会にもなるでしょう。
成功した先人の思考や経験を学び、活かすことができる
成功したいと望んでいる場合、すでに成功した先人の思考や方法、経験、人生からは多くの学びがあります。それらを学ぶことで、成功に近づく近道を得られるかもしませんね。
このように、自分の周りの環境や自分自身を、今より少しでもよくするために必要なことをいくつも得ることができます。
自己啓発にもデメリットはある
一方で、あまり語られることはありませんが、自己啓発にもデメリットはあります。
冒頭にも挙げたように、
- なにもできないだめな自分が嫌で、自己啓発に取り組んだけれど、できる自分になるどころかつらくなるばかり。
- 自己啓発本に書かれているとおりにアファメーションしたが、効果をまったく実感できない。 むしろ悪化している気さえする。
- ネガティブ思考をしないように心がけても、いつまでたってもネガティブ思考のまま
といった内容です。
では、なぜこのような事態におちいる人がいるのでしょうか。
これらは潜在意識の望みと顕在意識の望みが違う場合に起こりえます。
自己啓発にも関わりの深い「潜在意識」
潜在意識とは、簡単に言うと無意識の部分です。
呼吸で例を挙げるならば、
- ラジオ体操などで「深呼吸をしましょう」といって意識して行う呼吸が「顕在意識」
- 普段、寝ている時なども含め、無意識に吸ったり吐いたりしている呼吸が「潜在意識」
です。
潜在意識は人間の意識の9割以上を占めていると言われていて、顕在意識は残りのたった1割です。
そのため、潜在意識の望みはとても強力。
潜在意識の望みと顕在意識の望みが違っている場合、9割の潜在意識の方が圧倒的に勝ってしまいます。
自己啓発で顕在意識における望みをかなえようとしたところで、潜在意識の抵抗にあってしまえば、まったく効果が得られないばかりか、意図しない効果を引き寄せてしまうこともあり得ます。
自己啓発をうまく利用しよう
自己啓発は自分自身をより高めるものですので、できるなら効果的に利用したいものです。
自己啓発によって期待する効果が得られない場合、あなた自身の在り方やものの捉え方に何かしらの偏りがあるのかもしれません。
そんなときは、あなたの認識している自分の望みや希望が、本当に心の底からあなたの望みなのかどうか、今一度自分に問い直してみるのもよいかもしれません。