HSPさんのなかには一つの仕事が続かず、いくつもの職を転々とする人も少なくありません。
非HSPさんに比べて、仕事が続かない人の割合は多いように思います。
では、HSPさんが仕事がなかなか続かず、退職転職を繰り返してしまうのはなぜなんでしょうか?
HSPさんの仕事が続かない理由① 周りの目を気にしすぎて人間関係に疲れ果ててしまう
HSPさんは、周りの人の目を気にする人がとても多いです。
例えば、
- さっきの他愛のない自分の発言に対して相手は何を思っただろう。怒らせたりしていないかな・・・
- 会議でこれを発言したら、Aさんはなんて思うかな? Bさんは? Cさんは? D・・・
他人からどのように思われるか、どう評価されるのか、気になりすぎて散々迷った挙句に結局何も言えなかったり・・・
言った後に、相手の反応を気にしすぎて、「言わなければよかった」とずっと後悔したり・・・
人と接するとき、人と話すときに、相手の目が気になって疲れてしまったり、言うべきことを言えずに仕事に支障が出てしまうことも。
また、誰かの何気ない一言で何日も思い悩んでしまうことなどもあるのではないでしょうか。
HSPさんの仕事が続かない理由② 臨機応変に対応することが苦手
HSPさんは、その場その場の状況に即座に応じて、瞬時に物事を判断する、というようなことを苦手とする人が多いようです。
反対に、
決まったルール通りにきっちりこなす仕事や、時間をかけて広く深く調べゆっくりと判断するようなことは向いているようです。
例えば、営業や、医療現場の最前線といったような仕事は、瞬時に物事を決断し続けることを求められがちです。
HSPさんがこういった仕事に就いてしまった場合、続けるには負担が大きすぎるかもしれませんね。
HSPさんの仕事が続かない理由③ 日常的に受ける刺激の量が多すぎて疲れやすい
HSPさんは「自分は体力がない」と感じている人が結構います。
睡眠が長時間必要であったり、ちょっとしたお出かけですぐ疲れてしまうと感じていたり。
HSPさんは細かい色々なことに気が付きやすいという特徴があります。
それはつまり、外部からの刺激を受けることが非HSPさんよりも多いということです。
外部からの刺激が多ければ当然疲れやすくなります。
そのため、HSPさんは非HSPさんよりも、体力的に踏ん張りがききにくいような事態になりがちなのです。
毎日の通常の業務で疲れ果ててしまい、仕事が続けられなくなることも・・
仕事が続かないことは悪いことではない。自分の特徴を知って、働き方を見直そう。
HSPさんは、そのHSPゆえの特徴のために仕事が続け難いといったところも多くあります。
そういった理由で仕事を続けるのが困難な場合、それはあなたが悪いわけではないのです。
ただ、仕事内容や職場環境が自分にあっていないだけかもしれません。
自分のどんなところが原因で続け難くなっているのかを理解し、働き方を見直してみたり、無理せずに続けられそうな仕事や環境を探してみるのもいいのではないでしょうか。