「適当に」「ほどほど」「簡単に」ができない?
HSPさんが困惑する仕事での指示への対処法

「これやっといて。適当でいいから」
「この資料、軽くまとめておいて。」

仕事で上司からこういった指示を受けて
困惑したことがありませんか?

「適当にやっといて」といった上司からの指示。
 HSPさんは逆に考え込んでしまう・・・

「資料を適当に集めておいて」
「軽く片付けて」

こういった指示は非HSPの上司からしてみれば
簡単な仕事のつもりです。

特に深く考える必要もなく
「なんとなく恰好がつけばいい。」
と考えているはずです。

ところが
そんな大まかなゴール設定の指示こそ、
HSPさんは困惑してしまいませんか?

あなたはどうでしょうか?

HSPさんはざっくりした指示が苦手

HSPの私は、
このようなざっくりした指示を出されるのが特に苦手でした。

具体的なゴールが見えなくて、
どのような状態を目指して仕事をしたらいいのか
わからなくなってしまう
からです。

HSPさんはとてもまじめ

真面目で几帳面なHSPさん。
どんなときでも一所懸命取り組みます。

完璧主義の人も多く、
しっかりとゴールにたどり着くことを目指して行動します。

ところが、

冒頭のようなざっくりとした指示をだされると、
HSPさんには、
上司の思い描いているゴールがハッキリとわかりません。

そこで、どこを目指すべきなのかがわからず困惑してしまうのです。

他人の感情を敏感に読み取るHSPさん

他人の感情を自然に感じとってしまうHSPさんは
人から仕事を依頼されると、それを完璧にこなそうとします。

上司の期待に応えるため頑張りたいと
素直に仕事に向かいます。

ところが、
ハッキリとしたゴールが見えないために
仕事をしっかりこなすイメージができないのです。

そうなるとHSPさんは
指示された仕事をこなせない自分に
強いストレスを抱えてしまう
のです。

常に3割くらいの意識でちょうどいい

そんなHSPさんが
ざっくりした指示の仕事をこなすコツは、

「3割の仕上がりで良しとする」ことです。

生真面目なHSPさんはわりと完璧主義の人が多く、
高いレベルの仕事をして始めて「仕事をした」と自分を認めてあげる。
というようなところがあります。

ざっくりとした指示では、
そもそも、
HSPさんが「仕事をした」ととらえているレベルの仕事ができないのです。

しかし、実際、
指示を出した上司はそこまでのレベルの仕事を求めているのでしょうか?

そうではないことの方が多いでしょう。

なので、
3割くらいの意識で仕事に取り組んでみましょう。

まとめ

HSPさんの生真面目で完璧主義なところは
高いレベルの仕事ができる、良いところでもあります。

しかし、
そこまでの仕事を求められていないこともあるのですよね。

無意識にまじめに仕事に取り組んでしまうHSPさんは
困惑してしまいますよね。

そんなときは
深呼吸をして、
あえて、力を抜いて
仕事に取り組んでみましょう。

そして、ぜひ、
「まだまだだけど、ちょっとはできた。」

そう思えるくらいの仕事で割り切ってみてください。

案外、大丈夫なものですよ。