・眠れない
・食欲がない
・仕事のことを考えると体調が悪くなる
・頭痛や腹痛など原因不明の体調不良が増えた
・なにもしたくない
・何かを見たり聞いたりしても心が動かない
・笑えない
・理由もなく涙が出てくる
・・・
など、こんな症状に心当たりはありませんか?
このような不思議な症状が出てきたら、ちょっと要注意かもしれません。
もしかして「うつ」?! そう思ったら・・・
特に理由も思い当らないのに体の不調が続いたり、感情のコントロールができない・・
などといった症状がある場合、もしかすると、ちょっとうつ気味かもしれませんね。
あなたの心が、一所懸命あなたに合図を送っているのです。
そんなとき、「もしかして、うつ?!」と悩む前に、まず、やってみてほしいことがあります。
それはズバリ、「休む」こと!!!
いや、そんなんわかってるわっっっ!!!
という怒りの声が聞こえてきそうです・・・
でも、ちょっと待ってください!!
「休む」は
仕事を休むことでも
睡眠をとる事でも
家事や育児をしないことでも
ありませんよ!!
「うつ」気味のときはまず休もう! しかし「休む」=「睡眠」ではない?!
「うつ」になった
「うつ」かもしれない
そう思ったときに、まず、
・寝る
・仕事や家事などの普段している事をやめる
ということを考える人が多いようです。
実際、病院や本でもそのように言われますよね。
眠る事、身体を休めることはとても大切です。
確かに、寝ることがすんなりとできる人はそれでOKです。
あるいは、
なんの抵抗もなく仕事や家事をやめて、心行くまで休める人もそれでOKです。
しかし、それ、本当にできますか?
それらがすんなりできる人は、おそらく「うつ」にはなっていないのではないでしょうか・・・
「うつ」改善のカギ! 「休む」の本当の意味
「うつ」って要は、心が疲労困憊してしまって通常通りの機能ができなくなった(つまりちょっと「壊れてしまった」)状態です。
そう、「心が」疲れすぎているのです。
では、その、ちょっと壊れてしまったものをどうやって治すのでしょうか。
それは、私たちがみんな持っている「自然治癒力」に頼ることになります。
例えば
あなたが風邪をひいたとき、どうやって治すでしょうか?
私の場合は風邪薬を飲んで寝ます。
でも、風邪薬って、何をしてくれるのでしょうか。
そう、風邪薬の効果って、
・熱を下げる
・くしゃみや鼻水を抑える
・のどの炎症を抑えて咳を止める
などです。
それって、風邪の症状を抑えているだけですよね。
では実際、どうやって風邪が治っているのでしょうか。
それは、寝てる間にあなたの身体が、風邪の症状を引き起こしている根本原因をなくし、元の健康な状態へ戻してくれているのです。
つまり「自然治癒力」です。
「うつ」は「自然治癒力」で治す!?
では、どういう状態で「自然治癒力」が存分に発揮できるのかというと
それが、あなた自身が「休んでいるとき」なのです。
上の例でいうと
あなたが風邪を治すとき、あなたは寝ますよね。
そうすると身体の活動量はとても抑えられます。
そうして、起きている時であれば身体を動かす事に使われるエネルギーを、風邪をやっつけることにたくさん使えるようにしているのです。
心の病気を治す時も同じです。
活動を最低限にとどめ、「うつ」を治すために、より多くのエネルギーを使えるようにするのがもっとも効果的です。
そうです。
「うつ」になった場合の「休む」とは、つまり、「心が休めている状態」ということになるのです。
「うつ」改善に必要なのは・・・
「心が休んでいる状態」とは「心に負荷がかかっていない状態」ですよね。
つまり「ストレスがない状態」です。
「ストレスがない状態」とは
例えば
・寝ているとき
・仕事を休んでいるとき
・家事を休んでいるとき
などでしょうか。
おや?!
この記事の最初の方でこう書いていましたよね。
「うつ」を治すための「休む」は、眠ったり仕事や家事をしないことではありません。と。
・・・
「うつ」を治すためにする行動は同じなのです。
ただ、とても重要な違いがあります。
それは、「ストレスがない状態」になるというところです。
言い換えれば、「心が休まる状態」になるというところです。
ぜひ、「眠る」「休む」といった行動だけを見るのではなく、その行動に伴う「心の状態」を大事にしてみてください。