頑張る」という言葉は日常生活でもよく耳にしますよね。
「頑張ります」
「頑張ろうね」
「頑張ってね」
「頑張ったよーー!」
などなど・・
家庭でも職場でも、自分も言うし、他人が言うのもよく聞くのではないでしょうか。
ポジティブな意味で使われることが多いですね。
人を応援するとき、
気合いを入れるとき、
ねぎらうとき・・
でも「頑張る」っていい事ばかりなんでしょうか?
「頑張る」ってどういうこと?
「頑張る」とは頑な(かたくな)に張る(はる)と書きますね。
すごく力が入っているイメージです。
カチコチです。
我慢して一所懸命にする。
努力してなにごとかを成し遂げる。
など、とにかく体にも心にもとても力が入っていそうです。
もともとは、「我を張る」といったような自分の意見や都合を押し通すような意味でもあったようです。
忍耐や我慢、さらに結果を出すことにこだわるような、かたくなな意味なのですね。
もちろん「頑張る」ことのメリットはたくさんある
「頑張る」ことによるメリットはもちろんあります。
テストに向けて、普段はやっていない勉強を頑張ったら、頑張らないよりいい成績が期待できるでしょう。
いつも以上に頑張って仕事をしたら、上司の評価が爆上がりするかもしれません。
お誕生日に頑張ってごちそうを作ったら、家族は大喜びしてくれるでしょう。
普段よりも
力を入れて
一所懸命
頭を使って
努力して
お金を使って
時間を費やして
・・・
・・・
そうすることで、普段よりも質の高い結果が得られますよね。
頑張る事のメリットは、それによって、普段よりも良い結果が得られやすいと言うことです。
頑張り続けるとこんな恐ろしい事態になることも・・
しかし、そこには、実は大きな落とし穴があります。
普段よりも質の高い結果を得たいがために頑張り続けたとしましょう。
当然、良い結果が得られるため、あなたは満足し、周りのあなたに対する評価も高まるでしょう。
でも、それをいつまで続けられますか?
あなたが良い結果を出し続ければ、周りの人々はあなたがそのレベルの結果を出すことを当たり前だと認識するでしょう。
他人の評価など全く気にしなければ何の問題もありません。
しかし、もし、あなたが周りの期待に応えたいと思うなら、さらに頑張り続ける必要がでてきてしまいます。
そうしてどんどん頑張り続けてしまうと、頑張る事をやめられなくなってしまうのではないでしょうか。
ずっと頑張り続ける状態は、常に120%を出し続けるということです。
疲れてしまってあたりまえです。
疲れすぎてしまいます。
頑張るのもほどほどがいい
「頑張る」ことで普段よりも良い結果を期待できます。
そのために「頑張る」ことは素晴らしいことです。
しかし、もし「頑張り続ける」事があたりまえになってしまうと、疲れはててしまうでしょう。
普段のあなたと、「頑張っている」あなた。
今の自分はどちらなのかを意識しておくことが大切です。
リラックスした普段のあなたで過ごす時間と良い結果を得るために普段よりも努力するあなた。
そのオンとオフの切り替えを大事にしていきましょう。