あなたはしたくないことでも我慢してしますか?
それともしませんか。
逆に、したくないことをしない人、あなたはどう思いますか?
したくないことがある時「したくない」と公言して実際にしない人っていますよね。
あなたはそんな人についてどう感じますか?
また、周りの人達はどう感じていると思いますか。
したくないことをしないと、なぜわがままだと言われるのか
「したくないことをしない人」をわがままだと感じる人は多いかもしれませんね。
私たち日本人は特に、したくなくても我慢して嫌々でもやっている人が多いようです。
そうやって、自分が我慢してやっているのに、やっていない人がいたらどう感じるでしょうか。
いい感情は持たないかもしれません。
「自分は我慢してるのにあの人だけ好き勝手してずるい。」といったところでしょうか。
したくないことを我慢して嫌々やっている人はとても窮屈な思いをしています。
それなのに、「したくないことはしない」というように好き勝手に行動している人を見ると、うらやましくもあり、妬ましくも感じてしまうのではないでしょうか。
また、私たちの多くは小さい頃から「したくない事でもしなきゃいけないことはしなきゃいけない。」と教育されてきています。
小学校では、掃除の時間は掃除をしなければなりません。
算数の時間には社会の教科書を読んでいては怒られてしまいます。
決められた通りに従う事を重視した教育を受けているのです。
今の世の中は、したくないことでも我慢してすることを評価する社会なのだと言えるでしょう。
そうやって小さな頃から我慢を重ねてきた多くの人にとっては、「我慢をしない人=わがまま」だと捉える傾向にあるようです。
したくないことをし続けると・・・
それでは、したくないことをし続けるとどうなってしまうのでしょうか。
我慢を重ね、ストレスをためすぎてしまうと、自分の感情や感覚に蓋をするようになってしまう危険性があります。
つらい事や嫌なことをし続けることは、自分へのダメージがとても大きいのです。
そのため、そのつらさや悲しみを感じないように自分の感情に蓋をしてしまうのです。
その結果、自分の感情や好き嫌いなどが捉えづらくなる、といったことにつながっていく可能性があります。
まわりに悪い印象は与えないかもしれないが、自分が分からなくなることにつながってしまいます。
したくないことをしないのはいけないことなのか?
したくないことをしないのはいけないことなのでしょうか。
したくないことをしないのは自分の感情に正直なだけです。
悪い事ではありません。
ただ、自分がそれをしなかった結果、誰かに迷惑をかけてしまう場合があることも確かです。
例えばあなたが職場において、電話をとるのが嫌で取らなかったとしましょう。
その場合、誰か別の人が電話をとることになってしまいます。
もしかするとその人は電話の対応に追われ本来の仕事が進まないかもしれません。
そのような場面では、「したくないことはしない」という行動は周りの人に「わがまま」と捉えられても仕方がないかもしれませんね。
自分だけの問題として考えるなら、したくないことをするかしないかはあなたが好きに決めたらいいのです。
同時に、周りの人があなたのその行動に対して「わがまま」と捉えるかどうかもその人次第です。
するかしないかはただ、あなたの選択です。
他人の評価はただ、他人の評価であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
しかし、社会で周りの人達とうまくやっていく為には、自分の事だけでなく、周りの人の事を考えることも必要になってくるのです。
したくないことをしないのはいい事なの?
上で述べたように、周りの人に迷惑をかけてしまう場合は色々考える必要があるかもしれません。
しかし、あなただけの問題の場合はどうなのでしょうか。
したくないことをしないことにはいくつかのメリットがあります。
ストレスが減る
我慢をして嫌なことをするのは大きなストレスがかかります。
それを当然と捉えて、常にそのような状態でいる人にとっては、したくないことをしないようにすると心が楽になるのを感じられることでしょう。
労力が必要なくなる
単純に、することやしなければならないことが減ります。
職場においてなどは、仕事が減るかもしれませんね。
(その分、誰かがする事になる場合は要注意です)
失敗の可能性が減る
嫌々取り組んている事はなかなかうまくいかないことも多いものです。
そういった失敗は減ることになるでしょう。
ただ、逆にデメリットもあります。
それは、成長のチャンスは減ることになるでしょう。
したくないことでも覚悟を決めて取り組めば良い成果が得られることもあります。
しかし、何もしなければ、なんの成果も得られないのですから。
周りの評価ではなく、メリットデメリット両方を知った上で自分で選ぼう
現状、「したくないことをしない」という選択を「わがまま」と捉える人は多いようです。
しかし、したくないことをしないメリットはたくさんあります。
したくないことをするのもしないのもあなたが選択し、決めていいのです。
周りの人たちと仲良くした方が平穏な生活を送れるでしょう。
しかしだからと言っておもねる必要はありません。
誰かがあなたを「わがまま」だと言ったとしても、それで、あなたがわがままだと決まるわけではないのです。
周りの人の「わがまま」の基準を恐れるよりも、あなた自身の心の物差しを大事にしてあげましょう。