実はとんでもなくやっかいだった?! HSPさんの「普通になりたい」が意味する本当のトコロ

HSPさんは「普通の人になりたい」「普通がいい」という人がとてもとても多いです。

「自分は人とちょっと違うみたい・・・」
「みんなと同じようになりたい・・・」
「普通がいい・・・」

と、いう悩みを良くお聞きします。

それはなぜなんでしょうか?
「普通がいい」の意味する本当のところは?

HSPさんが「普通になりたい」理由

HSPさんが「普通になりたい」と願う理由は、ズバリ、まわりの目が気になるからです。

周りの人から自分はどう見られているんだろう
どう思われているんだろう

と、常に気になって仕方がないHSPさん。

家では、夫や子どもにどう思われるか気になる・・・
職場では、上司や同僚、取引先の方にどう思われているのか気になる・・・
ママ友とのお付き合いでも、自分だけでなく子供もクラスメイトからどう見られているか気になる・・・

どこにいても、何をするにも、多かれ少なかれ他人の目はあるものです。
気を抜ける場は少ないかもしれません。

HSPさんは周りの目を気にすること、それ自体に疲れ切ってしまっているのです。

そのため、周りの目を気にしなくていいように、みんなに埋もれていたいと願うのです。

HSPさんの「普通になりたい」の裏側には・・・

HSPさんが言う「普通になりたい」が意味するものは、

・みんなに埋もれていたい
・誰も自分を見つけないでほしい
・目立ちたくない
・注目されたくない

という意味合いではないでしょうか。

ココで言う、HSPさんの「普通」とは「みんなと同じ」という事を表しています。

自分の個性が表に出ると、誰かがそれを目にとめるかもしれません。
そうすると、その人は自分に対して何かを思うでしょう。

批判されるかもしれませんし、バカにされるかもしれません。もしかすると軽蔑されるかもしれません。
そんなの嫌ですよね。
それを避けたくて、目立ちたくないと思ってしまうのです。

HSPさんが「普通」を目指すのは自分に自信がないから

しかし、個性が出ることは悪い事ばかりではありませんよね。

あなたの個性を見つけて、あなたのすばらしさに感動する人もいるかもしれません。
あなたへの評価がグンっと上がることだってあるかもしれません。

例えば、会社での会議であなたが奇抜な意見を述べたとしましょう。

穏便に何事もなく会議を終えたいと思っていた人からは、「めんどうな意見をいう人」と見られるかもしれません。

しかし、社内に新しい風を求めている人には、奇抜なアイデアや意見を出すあなたは「型にはまらない貴重な人材」と映り、重宝されるかもしれません。

あなたに対して相手がどういう感情を持つか、あなたをどのように見るかはわからないのです。
どちらの可能性も同じようにあるはずです。

しかし、物事をネガティブに考えがちなHSPさんは、悪い方へと思考が向きがちです。

自分に自信のないことの多いHSPさんは、良い印象を与える可能性よりも悪い印象を与えてしまう可能性の方ばかりに注目してしまうのです。

HSPさんのなりたい「普通」は自分の外側にある

HSPさんの望む「普通」は「みんなと同じ」を意味していて、「平均」であり、「多数派」を指しています

それらは、自分の中にあるものではありません。
外側の世界にあるものです。

平均や多数派を求めるときは、社会全体や、周りの人々を見て、そこから導き出してきますよね。

自分なりに色々調べて、たくさんのデータを集めて、考え抜いて結論として出した「普通」であっても、100%正解なんてありません。
なにが正しいのかなんて全く分からないシロモノです。

その、なんだかわからない「普通」を求め続けることはそれこそ「他人軸」ではないでしょうか。

HSPさんは「普通」より自分の「個性」に目を向けよう

HSPさんが「普通になりたい」と望むのは、本来の自分をさらけ出した時に、周りの人々から否定されることが怖いからです。
それは自分に自信がないことの現れでもあります。

しかしそうやって「普通」や「みんなと同じであること」を求めることは他人軸で生きているということです。

自分の目標や望みがとてもあいまいなことに気が付いていますか?

そのままの自分自身の個性を否定していると、さらにどんどん自信を失くしていってしまいます。

「普通」なんてあいまいなものです。

そんな曖昧でなんだかよくわからない「普通」を追い求めるよりも、あなただけの個性を認め、大切にしてあげることが、自分に自信を持って堂々と生きることに繋がっていきますよ。

自分自身を認め、そのままの自分で生きられるようになる方法はこちら