大多数を占める非HSPさんとは、違う性質を持つHSPさん。
その独特の性質ゆえに、HSPさんはいろいろな面で、生きづらさを感じることが多いです。
人付き合い、仕事、家事、育児・・・
その中でも、子育てはなかなか大変なのではないでしょうか。
この記事では、HSPママさんが特に育児を負担に感じる理由3つと、その対処法を解説しています。
ご自分の特徴を理解し、うまく付き合っていく事でうまくいくことはたくさんあります。
HSPママが子育て大変な理由① 育児はとにかく体力勝負
子育ては、一に体力、二に体力・・・
とにかく体力が必要です。
日中の子供の遊び相手
寝てばかりの赤ちゃんの頃はいいですが、ちょっと動くようになってくると子供はイタズラし放題。
小さいころは善悪わからず、手当たり次第に手をだしたり口に入れたり・・
少し大きくなると遊び相手をしてあげなくてはなりません。
おままごとやブロック遊びに付き合うのはまだしも、公園で一緒に駆けまわることになる場合も・・・
汗や泥んこまみれの衣服の洗濯も必要になってくるかもしれません。
食事やおむつなどのお世話
赤ちゃんの頃は数時間おきにミルクをあげ、おむつも頻繁に交換してあげないといけません。
夜中だって関係なしです。
なかなかまとまった睡眠時間が取れない時期が続きます。
お風呂に入れてあげたり、お着換えだって自分一人ではできません。
普段の家事
お留守番はできないので、買い物にだって子供を連れて行かなければなりませんよね。
赤ちゃんって結構重たいのです・・
離乳食がはじまると、他の家族とは別に毎食、離乳食を作るのも大変です。
お洗濯の量も増えますし、お部屋も綺麗に保ちたいのでお掃除も欠かせません。
ただでさえ、まとまった睡眠がとりづらく、体力が落ちがちなのに、そこにさらに子供と転げまわって遊ぶとなると
きついのはむしろ当たりまえですよね。
HSPさんはただでさえ、体力のない人が多いです。
普段の生活でもとても疲れやすいのですから、育児の時期は本当に大変です。
HSPママが子育て大変な理由② HSPさんは真面目で頑張り屋さん
HSPさんはまじめな人がとても多いです。
「きちんと子育てしよう」と考えます。
自分たちの親や周りに対して恥ずかしくないような子育てをしようとします。
そして本当によく頑張ります。
多少自分が無理をしても、ちゃんと子育てをしたいと思うのです。
しかし、この「きちんと」「ちゃんと」がクセモノだったりします。
子育てなんて初めてのことだらけですよね。
新しい事を始めるのが苦手なHSPさんには大きなストレスになります。
子育てに正解はありません。
子供には個性があり、兄弟姉妹でもまったく違った反応をします。
そこに臨機応変に対応していく事はとても大変な事でしょう。
思い通りにいかないことばかりで落ち込んでしまうことも多いのではないでしょうか。
HSPママが子育て大変な理由③ HSPさんは人に頼るのが苦手
HSPさんは人に頼ることが苦手です。
他人に「迷惑になるかもしれない」と遠慮してしまいます。
大変でも「自分でなんとかすべき」と考えて頑張ろうとします。
手の抜き具合が分からず、頑張りすぎてしまうのです。
「人に頼ること」は良くないことだと思っている人もいます。
もちろん、自分が全く何もせず、人に頼ってばかりではいけません。
しかし、頑張り屋さんなHSPさんは心配しなくてもそんな事にはなりません。
むしろ、ちょっと手を抜きすぎじゃないか、と思う位がちょうど良かったりもするのです。
ただでさえ子育ては大変。HSPの気質とうまく付き合いながら子育てを楽しもう
子育てってとても大変です。
第1子の子育てのときから「子育てなんてちょろいねっ」という人を見た事がありません。
おそらくほとんどのママさんにとって、子育てって初めての事ですから、やはりはじめは大変です。
HSPさんはその性質ゆえにさらに負担が大きいでしょう。
真面目できちんとしたいでしょうし、頑張ることができてしまいます。
だけど、すぐに疲れてしまいますよね。
そんなときは無理をしないようにしましょう。
周りの人にちょっと助けてもらいましょう。
大丈夫。
子育てが大変なのはみんな知っています。
ちょっとくらい甘えてもいいんですよね。
夫や親、友人の手を借りられるかもしれません。
今は行政サービスや民間の育児支援サービスも充実しています。
ちょっと休んで体力回復したり、ストレス解消すると、びっくりするくらい気が楽になっていたりします。
そうすると不思議なことに子供もご機嫌だったりしますよ。
子育ては実はそんなに長い期間はありません。
とても大変で長く感じられても、子供の成長ってあっという間だったりします。
せっかくなので楽しく子育てできたらいいですよね。
上手な子育てより、楽しい子育てを意識して毎日を送ってみましょう。