子供との関わり方がわからない。そんなときは○○を考える

子供との関わり方がわからない。そんなご相談をよくお聞きします。
確かにとても悩みますよね。

しかし、とても重要なココさえ押さえておけば、おのずと答えは出るものです。

子供の事にどこまで口出しすべきか迷ったときは・・

うつや適応しょうがい、アダルトチルドレン、愛着しょうがい・・

今はたくさんの心の問題を抱えて悩んでいる人がいます。
その原因の中でも大きなものとして、幼い頃の親とのかかわり方が挙げられます。

「毒親」や「モンスターペアレンツ」などといった言葉もありますよね。
子どもの側に立ってみると、「なんてひどい親なんだろう」と思うような事例も見かけます。

そんな親の問題が指摘される昨今ですが、さて、いざ自分が子育てをする側になってみると「それじゃ、結局どのように子どもと接したらいいの?」と悩むことはありませんか?

今回の記事はそんな、子どもの事にどこまで口出しすべきか迷ったときに、ぜひ読んで頂きたい内容です。

「失敗」は子どもにとって「宝物」

「失敗すること」は、子供にとって何よりも重要な「権利」です。
「権利」と言われるとちょっとしっくりこない人もいることでしょう。

昔から、「失敗は成功の基」や「失敗は成功の母」とかいいますよね。
「失敗」からは「成功」からよりもはるかにたくさんの学びがあると言われています。

特に子供は、小さな失敗を繰り返しながら、物事を学んだり、物事の境界線を探ったりしていくのです。

子供を見ていると、危なっかしくてしかたありませんね。
ついつい先回りして、危険を回避させてあげたくなってしまいます。
ものすごーくよくわかります。

しかし、そこはあえてグッと我慢してみましょう。
本当に危ない時は別ですが、ちょっとくらい転んで擦り傷作るくらいならちょっと我慢して見ててあげませんか。
子供は傷の治りも早いですよ。
「失敗」して落ち込んでも、立ち直りも早いです。

子どもの重要な「失敗する権利」を、親が勝手に先回りしてつぶしてしまわないこと
それこそが親が子供のためにしてあげたいとても大事なポイントです。

子供はあなたとは別の人間

どんなに小さな子供でも、生まれ持った性質・才能があります。

それは、親がわが子の特徴として気が付いている事もあれば、気が付いていない場合もあるでしょう。

子供は確かに、親の考え方の影響をかなり強く受けます。
そのため、親と同じような価値観を持つ子供はとても多いものです。

しかしそれとは別に、生まれ持ったその子の性質が確かにあるのです。

一卵性の双子を同じ環境で育てても同じ人間にはなりませんよね。
それぞれ持って生まれてきたものが違うからです。

物事の見方も違えば、捉え方も違います。

あなたとあなたの子供も当然、違います。
同じものを見ても、感じていることはあなたとは違うのです。

子供の個性を見つける良い機会にしよう

あなたが「失敗」だと感じる事柄も、当の子供にしてみれば全然「失敗」ではないかもしれません。

例えば、禁止したり注意したりすると、「なにくそ!」と反発して逆にそれをやりたくなる子もいます。
そうかと思えば、ちょっと軽く注意しただけで、一気にシュン・・としょげてしまい、小さくおとなしくなってしまう子もいます。

人との接し方も、誰に教わるでもなく、相手の子の気持ちを敏感に察知し思いやる優しい子もいれば、周りの事などお構いなしに一人で周りを巻き込んで元気いっぱい自分を表現する子もいます。

これらはどちらが「良い」「悪い」ではなく、ただ、その子の個性なのです。

「失敗」の捉え方もみんなそれぞれに違うはずです。

子供の「失敗」を阻止しようとすることは、あなたにとっての「失敗」という概念を子供に押し付けることにもなってしまいます。

どんどん「失敗」させてあげよう

親がすることは、「失敗」を未然に防ぐことではありません。

あなたの目の前で、「失敗」し、そして立ち上がるのを見ててあげましょう

そしてもし立ち上がれない時には、寄り添ってあげましょう。
話を聞いてあげましょう。
共に悩んで悲しんで、子供が自分で立ち上れるように見守ってあげましょう。

助けを求められたら手助けしてあげたらいいでしょう。

目の前で子供が「失敗」するのを見るのはとてもつらいものです。
思わず「転ばぬ先の杖」となってしまいそうになります。

しかし子供の頃に小さな「失敗」を重ねた人の方が強い人に成長するものです。
あなたが見守って寄り添ってあげられるうちに、小さな「失敗」をたくさんさせてあげることが、最もその子のためになるのではないでしょうか。