親との関係がうまくいかないと悩むとき、とりあえずこれを確認してみよう!

親って身近すぎて、その関係性はとても複雑です。
親との関係や、その接し方に悩んでいない人、悩んだことのない人にはこれまでお目にかかったことがありません。
そのくらい、みんな多かれ少なかれ、親への複雑な思いを抱えているのです。
あなたはいかがですか?

親との関係で悩まない人はいない

  • 顔を合わせれば言い合いになる
  • 親は自分の話を聞く気がない、と感じる
  • 親が心配性すぎて、窮屈に感じる
  • 親がいちいちうるさい事を言ってくる

など、
大人になっても、同居してなくても、たまにしか会わなくても・・
親との関係っていつになっても、とても難しいですよね。

親のことで悩んだら、まずはこれを確認してみてください。
それは・・・
あなたが、「目の前の親だけをちゃんと見ているかどうか」です。

目の前の親だけをちゃんと見ていますか?

子供のころから、あなたは多くの時間を親と共に過ごしたのではありませんか?
たくさんの会話を重ねましたよね。

叱られたり
心配されたり
諭されたり
一緒に喜んでもらったり
疑問に答えてもらったり
誉めてもらったり
冷たくあしらわれたり
からかわれたり
・・
これまでにたくさんの言葉のやり取りをしてきましたよね。

それらの、親からあなたへの言葉の中には、親の価値観が乗っています。
価値観だけでなく、あなたへの想いも乗っています。
その時の親のストレスやプレッシャーなんかも乗っているかもしれません。

言葉は、状況によって変わることも、建前だってあったかもしれない

これまで積み重ねてきた親との対話から、あなたが捉えている「親」像ってあるでしょう。
それは決して間違いではありえません。
誰よりもあなたが親のことを理解している可能性もあるでしょう。
けれども、それが今現在もすべてが今の親にぴったり当てはまるかというとそうではないかもしれません。

当時の、幼くてまだ視野の狭かったあなたに向けた言葉もあるでしょう。
試合の本番直前で緊張しまくっているあなたに向けた言葉もあるでしょう。
親自身が大人の事情で悩み苦しんでいるときに、あなたについ言ってしまった言葉もあったでしょう。
すべてが本当ではなく、すべてが嘘でもありません。

そして、それらすべてが今の状況に合っているという事もまたないのです。

今、目の前にいる親の言動を見て「親」を捉えよう

大人になったあなたは、子供のころとは違う考え方も持っているはずです。
もちろん変わらない考えや思考の癖もあるでしょう。
それでも、子供のころと全く同じものの考え方、捉え方はしていないはずです。

それは親だって同じことです。
親だって、あなたが子供のころは「親」というものになってから何年も経っていなかったでしょう。
あなたや、あなたのお兄さんやお姉さんが生まれた時に初めて「親」になったのですから。
でも今は、その時に比べれば子育てにも慣れ、当然、「親」として昔よりも成長しているはずです。

当時は、もしかすると
・立派に育てなければ
・幸せになってほしい(親の考える「幸せ」)
・ケガをさせないようにしなきゃ
など考えていたかもしれません。

しかし、あなたが大人になって独り立ちした今、同じようにはきっと思っていないのではないでしょうか?

もう大人になったあなたを信用し、きっと「子供」ではなく「一人の人間」として接しているでしょう。
(まれに、そうではない場合もあるのですけれど・・・)

であれば、今目の前にいる親は、過去からの積み重ねの親とはちょっと違うはずです。
とりあえず、過去の親の発言や行動は置いておいて、今、目の前にいる親の言動だけに注目してみてください。

案外、親からのプレッシャーや心配など、今はもう乗っていなかったりするかもしれません。
そうなるとあなたの悩みは、根底からなくなってしまうのではありませんか?