なぜあの人はあなたにつらくあたるのか?
3つの理由

こんにちは。

心理カウンセラーの 白妙さくら です。

あなたのまわりに、

あなた以外の人には優しいのに、
なぜかあなたにだけ、態度がちがう人っていますか?

たとえば職場の上司。

同僚が上司に仕事上の質問をしに行ったら
快く親切に教えてくれたのに、

あなたが同じ上司に質問しに行ったら
「自分で考えろ」と言われた。

とか・・・

他にも、

取引先の人、
親族、
クラスメイト、
ママ友・・・

ふしぎですよね。

特になにかしたわけでもないのに、
なぜ、あなたにだけ、
態度がちがうのでしょうか?

相手があなたにつらくあたる3つの可能性

3つの可能性を挙げてみました。

一つは
相手は本当にあなたが嫌い。

二つ目、
あなたがただ、そうとらえているだけ。

三つ目、
相手はあなたの態度に反応しているだけ。

です。

順に説明していきましょう。

まず一つ目。
「本当にあなたの事が嫌い」

これについて説明は不要ですよね。

過去に何かのきっかけがあって、
相手にとって、あなたは嫌な相手になってしまったということです。

理由はわかりません。

あなたに落ち度があったのかもしれません。

相手が勝手に嫌っているのかもしれません。

また、勘違いされている場合もありますね。

とにかく理由は不明ですが、

あなたを「嫌な相手だ」と相手が認識している。
ということです。

二つ目は、
「あなたがただそうとらえているだけ」

人はまわりの事象を受け取る時、
必ずフィルターを通して受け取っています。

このフィルターはあなた独自のもので、

あなたの価値観であり、

偏見でもあり、

思い込みであったりします。

つまり、相手の言動を受け取る時にも、
あなたはこのフィルターを通して受けとっています。

そのフィルターが
「この人は私につらくあたる」というものであった場合、
実際、そう感じることになります。

相手が、他の人と同じようにあなたに接していたとしても、
あなたが、「この人は私につらくあたる」と思い込んでいると
そのように勝手に解釈して受け取ってしまう。

ということなんです。

アダルトチルドレンの傾向のある人にもよく見られます。

だから案外、他人が見ると、
他の人への態度と同じだったりします。

三つ目
「あなたの態度に反応しているだけ」

そもそも人は、コミュニケーションにおいて、
五感をフル活用して相手の話を聴いているのです。

相手の表情、声色や言い方、雰囲気・・・

それらを敏感に捉えて、

「なんとなく」この人怒ってそうだな、
とか

「なんとなく」優しそうな人だな、
とか

話の内容だけでなく、相手の状態も感じ取っています。

たとえば買い物をするとき、
レジの店員さんの態度が横柄だとむっとしますよね。
「なんとなく」嫌な気分になります。

逆に、

ステキな笑顔でやさしく対応してくれると
「なんとなく」ほんわか優しい気分になります。

そうするとあなたも、
その気分を乗せて、相手に言葉や態度を返しているはずです。

つまり、もし相手があなたの態度にむっとしたら、
むっとした態度が返ってきます。

これは相手も無意識なのです。

なのでこの場合、

次会ったときにあなたがご機嫌な態度で接したら、
相手も明るくほがらかに接してくれたりします。

3つの可能性を知っていると

さて、
相手があなたに対してつらくあたる可能性を
3つ挙げてみました。

相手は本当にあなたが嫌い

あなたがただ、そうとらえているだけ。

相手はあなたの態度に反応しているだけ。

でした。

アダルトチルドレンの傾向を持つ人におおいのですが、

いつも「あの人は自分にだけつらく当たるな」と
感じるとき、

「私はあの人に嫌われているんだ」と
悲観的に捉えがち
です。

そんなときには
この3つの可能性を思い出してみてください。

もしかすると
あなたがそう決めつけてしまっているだけだったり、

あなたの
「この人と話すの嫌だな」という気分が相手にも伝わって
しまっているだけかもしれません。

「つらくあたる=嫌い」ではありません。

他の可能性もあることを知っていると、
改善策も増えてきますよ。